アパルトの中の恋人たち

好きなことを好きなだけ書ける場所を

音楽

音楽は一番簡単な現実逃避の手段だ。

 

向き合わなくてはいけないことが辛い時

違う世界にトリップして、

もう会えないあの人のことを思い出して

幸せだった時間に浸ってみたり。

 

手軽に別世界に行ける分、戻ってくるのが難しい。

 

元気だろうか。あの人は。

 

人生をいろんな意味で変えてくれた人だ。

眩しい時間も、真っ暗な時間もくれた。

 

自分はどう人生を生きるのか、

そんなことを考えるきっかけもくれた。

 

彼が留学に行ってしまって

会いに行った時に英語ができない自分が悔しくて

必死に英語の勉強をした。

そのおかげで英語関係のお仕事ができている。

 

オーストラリアっていう

大きな大きな国に彼を奪われたと思っていた。

あの時の私には彼しかいなくて

仲良くお互いの幸せを願って別れたけど

世界の終わりのような数年が続いた。

 

なんであの人は自分がいなくなっちゃうと知っていて

付き合おうと言ってきたのか。

卒業する時にどうして最後会おうといってくれたのか。

始めも終わった後もずっと離してくれなかった。

 

別れちゃった後に一度だけ、卒業直前に会って

2人で付き合ってた時間に一瞬だけ戻って

笑い合った時間がたまに蘇る。

 

ちゃんとした愛だったと思う。

人としても大好きだった。

 

もう一生会えないけど絶対に笑顔で過ごしていてほしい。

私ももらったもので頑張るよ。

 

人生がもう交差する事はなくても

いつか私がやっていることがあの人に耳に少しでも入ればいい。

それで、2人の時間を一瞬だけでも思い出してくれればいい。

そうして少しだけでもいいから胸を痛めてほしい。

 

頑張るんだよ私。